伝票とは?概要とおすすめの伝票印刷会社を6つ紹介

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伝票は、商品やサービスの提供を明確に示し、取引の信頼性を高める重要な役割を果たしています。しかし、自社での印刷は手間がかかったり、コストが高いと感じたりする方も少なくないでしょう。この記事では伝票の基本的な概要を始め、伝票印刷において信頼できる印刷会社を6社、厳選してご紹介します。

伝票とは

伝票は、取引の詳細を明確に記録するための重要な書類です。その記入には細心の注意が必要で、誤りがあれば取引全体の誤解を招くことになります。記載する際には、「いつ」取引が行われたのか、「何を」取引したのか、そして「どうしたか」をはっきりと示すことが求められます。この3つのポイントを押さえ、慎重に記入することで、誰が見ても分かる明確な伝票を作成することができるのです。

請求書との違いは?

伝票と請求書は、いずれも取引の内容や金額を記録する書類ですが、それぞれ異なるタイミングと目的で使用されます。伝票は、入金や出金などの資産の増減が実際に発生した時点で起票されるものです。これに対して、自社発行の請求書は、商品やサービスの提供が完了した後に料金や代金を相手に請求する際に発行される書類となります。請求書の発行時点では、金銭のやり取りは必ずしも発生していないのが特徴です。記載内容には、振り込み期限や請求予定の金額などが含まれます。

伝票式会計とその種類

伝票式会計は、取引の内容や金額を記録するための伝票を使用し、それを会計帳簿に転記するプロセスです。この方法には、1伝票制、3伝票制、5伝票制という3つの主要な種類があります。それぞれの制度は、取引の分類や記入方法に特有の特徴を持っています。

1伝票制

1伝票制は、すべての取引を仕訳伝票(振替伝票)と呼ばれる1種類の伝票に記入する方法です。この伝票には、日付、勘定科目、摘要、金額などが含まれ、財務諸表の作成に必要な情報をすべて提供します。しかし、起票に時間がかかるため、現金や掛取引が多い事業ではあまり採用されません。

3伝票制

3伝票制は、入金、出金、振替伝票の3種類の伝票を使用します。入金伝票と出金伝票は現金取引に関連し、振替伝票は現金と関係ない取引に使用されます。この制度は、現金取引が多い事業で用いられることが多いです。

5伝票制

5伝票制は、振替、入金、出金伝票に加えて、仕入、売上伝票の5種類の伝票を使用する方法です。仕入伝票と売上伝票は、商品やサービスの取引に関連し、支払や受取の詳細も記入されます。この制度は、主に掛取引が多い事業で採用されます。

伝票印刷会社6選

伝票印刷におけるコストパフォーマンスを最大限に引き出すためには、適切な印刷会社の選択が重要です。ここでは、そのための6つの印刷会社を紹介します。

有限会社東京システム印刷

有限会社東京システム印刷

有限会社東京システム印刷のホームページのスクリーンショット

東京システム印刷は、リーズナブルな価格で依頼したい方や、低価格のオフセット印刷を利用したい方、統一伝票をすぐに調達したい方におすすめです。一度依頼した印刷データは保存されるため、同じデザインで印刷を発注する際にデザインを再送する必要はありません。

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らくらく伝票印刷

らくらく伝票印刷

らくらく伝票印刷のホームページのスクリーンショット

らくらく伝票印刷は、フォーム輪転機を使用した印刷が特徴です。一連の印刷プロセスを同時に行うことができるため、低コストで高いパフォーマンスを実現しています。多様なニーズに対応しており、サイズ違い、バックカーボン印刷、連続伝票など、さまざまな帳票に対応しています。小ロットから大ロット規模の依頼にも柔軟に対応できる点が人気の秘密です。

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プリントネット株式会社

プリントネット株式会社

プリントネット株式会社のホームページのスクリーンショット

プリントネットは、自社の用途に合わせた伝票を作成したい方や、50組の伝票をご希望の方にピッタリな印刷会社です。変形サイズやオリジナルなデザインにも対応しているため、ニーズに合った使いやすいものを作成することが可能です。また、使用中の伝票を送付することで同じデザインの伝票を印刷できるサービスも展開しています。

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小倉印刷株式会社

小倉印刷株式会社

小倉印刷株式会社のホームページのスクリーンショット

小倉印刷株式会社は、急な伝票調達に対応するための最短翌日発送という迅速なサービスを提供しています。また、小ロットからの注文にも対応しており、必要な部数だけを手に入れることが可能です。さらに、熟練スタッフによる入稿データのチェックが行われるため、印刷トラブルを未然に防ぐことができます。初回のデザイン料が無料となるテンプレートの利用や、オリジナルデザインの作成も可能で、その全てがISO9001認証の工場で一貫生産されています。

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スピード印刷センター

スピード印刷センター

スピード印刷センターのホームページのスクリーンショット

スピード印刷センターは、最短翌日の発送という迅速なサービスが特徴です。さらに、幅広い印刷に対応しており、伝票印刷だけでなく、封筒印刷や名刺印刷、Tシャツのプリントからクリアファイルの作成まで手がけています。また、最大15%の割引や最大5%分のポイント付与など、お得なサービスも充実。さらに、直観的な操作で名入れが可能な独自のシステムを採用しており、プロがデザイン制作を手がけるため、手間なく高品質な印刷物を仕上げることができます。

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デンプラ

デンプラ

デンプラのホームページのスクリーンショット

デンプラは、5冊以下の複写印刷に特化していて、「業界最安値」を目指す会社です。新規の見積もりでは、ウェブサイトに表示された価格からさらに値引きが適用され、特に予算を重視するお客様には大きな利点となります。

B6サイズの単票1冊は、税込みで7,865円からと、手頃な価格で提供されています。デンプラは製版から印刷、製本までの全工程を自社工場で一貫して行い、オリジナルの伝票印刷を提供しています。また、インターネットを通じて、全国からの注文可能です。

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伝票印刷会社を選ぶときのポイント

印刷会社を選ぶときに注意したいポイントをいくつかまとめてみました。

自社生産しているか

まず自社で一貫生産しているかどうか確認しましょう。受注から生産までを自社で行っている会社に頼めば、外注による余計な手間や時間、中間マージンによるコスト増を避けることがためます。これは、印刷会社選びにおける大きなメリットとなります。

ニーズに合った伝票を作成できる技術があるか

伝票印刷を依頼する際には、必要な機能を持つ伝票を作成できるかどうかが重要です。自社のロゴを入れたい、オリジナルデザインのものが欲しいといったニーズを満たすためには、それに対応できる印刷技術と体制が整っている会社を選ぶ必要があります。

納期を守ってくれるか

納期を守ることができる印刷会社を選ぶことも重要です。納期が明確に提示されている会社や、即日発送可能な会社を選ぶと良いでしょう。

イメージ通りの伝票ができるか

仕上がりイメージを確認することも重要です。これにより、印刷された商品がイメージ通りになっているかを確認できます。また、印刷会社の技術力や品質管理の水準も反映されますので、これを確認することで印刷会社の評価を客観的に行うことが可能です。

まとめ

伝票は、現金取引や掛取引の詳細を記す書類で、業務の進行に欠かせないものとなっています。今回は伝票の概要や、おすすめの印刷会社、業者を選ぶときのポイントについて解説しました。伝票は大量に使うものなので、業者の選定は慎重に行う必要があります。ニーズに合った印刷会社を選ぶことで、業務の効率化とコスト削減が期待できるでしょう。